今日は十三夜。旧暦ではまだ9月の中旬なんやな。
暦で思い出したけど、幕末の人にとって異国人が黒船でやって来たのは、
今で言ったら宇宙人がやって来たのと同じくらいの衝撃やったんやないかなあ
とか思います。あれ、前も同じこと書いたかな?
「不思議」と「すごい」をよく書いてるのは覚えてるんやけど、
他のことに関してはあいまいな記憶。< 目に見えぬ詩集 > 谷川俊太郎『はるかな国からやってきた』より


たとえば------
飛んでいる蝶を指して
この蝶をあなたに捧げます
と云うだけでいいのだ


あるいはまた------
澄みきった秋空を見あげて
この空は私たちのもの
と宣言するだけでいいのだ


それとももっとつつましく------
ラッシュアワーの街の真中に立止まり
黙って潮騒に耳をすます
それだけのことでいいのだ


目に見えぬ詩集の頁を
開くためには