「あのあおいのは」 関根裕治


 ねえ 父ちゃん あの青いのは

 どこまで空で

 どっから宇宙なの

 ひる寝している母ちゃんみたいに

 雲がへたばってるあたりかな


そいつぁ おまえ いつまで子どもで

いつから大人っちゅうみたいなもんで

あやふやと言えばあやふやで

おんなじと言えばおんなじで


 やあい 青いの あんたはいったい

 どこまで空で

 どっから宇宙だい

 ふぃぃひゃらろと笛吹いて

 とんびが泳いでるあたりかい


フフンン ソレナラキクケド ボウヤハ

ドコマデ ヒトデ

ドッカラ ウチュウ? 




偶然HPで見つけた詩。
http://homepage1.nifty.com/chrysalis/hokage17.htm
谷川俊太郎さんの「ここから宇宙」の定義にはっとしたり。