庭の都忘れ。


そいえば10月30日は重陽節句やった。旧暦の。覚えといて気分に浸ろうと
思っていたのにすっかり忘れてしまっていた。


自然界は凄い均衡の上に保たれてるなあという感動を、ひしひしと感じる瞬間が
たまにある。いつも思っていることではあっても、何だかやけに実感する時が
あるのです。風が吹くことにも、トンビが飛んでいることにも、ブランコが
揺れていることにすら奇跡やなあ、と思うことが。谷川俊太郎さんの「生きる」
という詩が好きなのは、そんな気持ちが書かれている様な気がするから。



家までの帰り道の急勾配。なかなか慣れることが出来ずに結構しんどいのです
が、今日わざとゆーっくり歩いてみるとこれがなかなか面白いものでした。
背中に受ける日光の温かみとか、秋の空の高さとか、お墓の壁に伝うつる草とか
(家の側はずっとお墓なのです)、そういうのが何だかいつもより目に映った
様な。難しいことは何にもない様な気がしてくる。
空とか木とか見てると、世界は単純なものから出来ていてそれでいいんやと
一息つける。単純なこと、単純に考える人が好きやなあ。



昨日のちびまる子ちゃんドラマで、思い出のアルバムを歌っていました。
懐かしい!好きな歌です。保育園の卒園式で歌いました。
母親が目を赤くしていたので「お母さんも泣いちゃったの?」と聞くと
「寝てた」の返答。
えーっひどい!とその時は言うたけど、今思うとあれは泣いてたね。
負けず嫌いの母親なのです。人前で泣くのが大嫌いなので嘘ついちゃったので
しょう。今でも聞くと泣いちゃいそうになる歌。